二九 甲胄(紺糸威)

1371 ~ 1371
 阿久津家の甲胄は年代、作者は不明であるが、兜は筋兜で鍬形はやゝ小さく、真向に阿久津家の定紋二つ巴があり、身体の各部分を透き間なく防護する数多くの防具を具備している。
 阿久津家の先祖は代々大田原藩の重役をつとめ、戦国の世に着用したもので、大田原藩ゆかりのものである。

甲胄(阿久津モト氏蔵)