四二 獅子舞

1385 ~ 1385
 那須神社の獅子舞の起源についてはさだかでないが、大関増清が応永年間(一三九四~一四二八)に、余瀬に白旗城築城の際、地鎮として舞われたものであると伝えられる。以来金丸八幡宮(現 那須神社)は、黒羽城主大関氏累代の崇敬の的であり、九月十五日の例大祭には城主みずから参拝し、舞を観賞したといわれる。
 現在では氏子の安全と豊饒とを祈って、笛とササラの囃子のもと、雄・雌・仔の三頭の獅子が、小太鼓を打ちながら舞うもので、雄こん素朴なことに特色がある。

獅子舞