同二十八年に大田原町消防団常備部が設置され、同三十二年四月一日、これを改組して大田原市消防本部(署)が発足したのである。
市の消防組織は消防本部・消防署・消防団と一体化し、災害の予防と鎮圧のため、消防機構も一段と整備強化をされて現在に至っている。
次に、消防本部の発足当時の組織機構人員を「大田原市消防本部沿革」により記す。
そして、同年中に消防組織も整えられたのである。「市消防本部統計」(昭和三十三年度)によると第2・3図のとおりである。
第2図 大田原市消防本部(消防署)の組織機構
第3図 消防組織(昭和三二年)
一、組織図
二、消防本部組織及び人員 |
区分 | 消防長 | 司令長 | 司令 | 司令補 | 消防士長 | 消防士 | 消防士補 | 計 |
定員 | 二四 | |||||||
実員 | 一 | 一 | 一 | 一 | 三 | 一一 | 六 | 二四 |
三、消防団組織及び人員(定員八七一名 現員八六四名 欠員消防員四名) |
区分 | 団長 | 副団長 | 分団長 | 副分団長 | 部長 | 副部長 | 班長 | 消防員 | 計 |
本部 | 一 | 二 | 三 | ||||||
一分団 | 一 | 一 | 一〇 | 一〇 | 二五 | 一一六 | 一六三 | ||
二分団 | 一 | 一 | 八 | 八 | 一七 | 一一六 | 一五一 | ||
三分団 | 一 | 一 | 一六 | 一六 | 三三 | 二三一 | 二九八 | ||
四分団 | 一 | 一 | 五 | 五 | 一一 | 七七 | 一〇〇 | ||
五分団 | 一 | 一 | 八 | 八 | 一七 | 一一七 | 一五二 | ||
計 | 一 | 二 | 五 | 五 | 四七 | 四七 | 一〇三 | 六五七 | 八六七 |
四、消防職員・団員一人当たり人口世帯に対する比率 |
区分 | 人員 | 職・団員一人当たり人口 | 職・団員一人当たり世帯 |
消防職員 | 二四 | 一、九一三 | 三五〇 |
消防団員 | 八七一 | 五〇 | 九 |
(「大田原市消防本部消防統計」昭和三二年) |
同四十五年四月すでに政令指定を受けている大田原市以外の塩原町・西那須野町・黒羽町・湯津上村も政令指定を受け、関係市町村は、大田原地区広域消防組合設置について議決を行い、県知事の許可を得て、同四十五年六月一日付をもって「大田原地区広域消防組合」が発足したのである。こうして、大田原市を中心とする一市三町一村の消防事務を共同処理することになった。発足当時の組織や人員の定数及び同五十年の機構を第4・5図にあげる。
第4図 大田原地区広域消防組合消防本部
発足当時の組織及び人員(昭和四五年六月一日発足)
一、組織
二、消防本部機構 |
区分 | 消防長 | 署長(司令長) | 係長(司令補) | 消防士長 | 消防士 | 小計 | 事務吏員 | その他の職員 | 合計 |
人員 | 市長兼 一 | 一 | 三 | 六 | 二八 | 三九 | 一 | 一 | 四一 |
(「大田原地区広域消防組合消防統計」) |
第5図 昭和五〇年 大田原地区広域消防組合消防本部・署の組織及び人員
一、消防本部・署の組織
二、消防職員の定数及び定員 |
区分 | 消防吏員 | 事務吏員等 | 合計 | ||||||||
階級 | 消防監 | 消防司令 | 消防司令補 | 消防士長 | 消防士 | 計 | 課長 | 主事 | 公仕 | 計 | |
実員 | 一 | 二 | 一〇 | 二三 | 九五 | 一三一 | 一 | 三 | 一 | 五 | 一三六 |
定数 | 消防吏員一四〇 | その他の職員六 | 一四六 |
(「大田原地区広域消防組合消防統計」) |