大田原市の消防組織

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昭和二十九年十二月一日、町村合併により市制施行、翌三十年十一月合併が終わり、消防機構組織の改革、整備拡充強化が図られた。
 同二十八年に大田原町消防団常備部が設置され、同三十二年四月一日、これを改組して大田原市消防本部(署)が発足したのである。
 市の消防組織は消防本部・消防署・消防団と一体化し、災害の予防と鎮圧のため、消防機構も一段と整備強化をされて現在に至っている。
 次に、消防本部の発足当時の組織機構人員を「大田原市消防本部沿革」により記す。
 そして、同年中に消防組織も整えられたのである。「市消防本部統計」(昭和三十三年度)によると第2・3図のとおりである。

第2図 大田原市消防本部(消防署)の組織機構


第3図 消防組織(昭和三二年)
一、組織図

 二、消防本部組織及び人員
区分消防長司令長司令司令補消防士長消防士消防士補
定員二四
実員一一二四

 三、消防団組織及び人員(定員八七一名 現員八六四名 欠員消防員四名)
区分団長副団長分団長副分団長部長副部長班長消防員
本部
一分団一〇一〇二五一一六一六三
二分団一七一一六一五一
三分団一六一六三三二三一二九八
四分団一一七七一〇〇
五分団一七一一七一五二
四七四七一〇三六五七八六七

 四、消防職員・団員一人当たり人口世帯に対する比率
区分人員職・団員一人当たり人口職・団員一人当たり世帯
消防職員二四一、九一三三五〇
消防団員八七一五〇
(「大田原市消防本部消防統計」昭和三二年)

 同四十五年四月すでに政令指定を受けている大田原市以外の塩原町・西那須野町・黒羽町・湯津上村も政令指定を受け、関係市町村は、大田原地区広域消防組合設置について議決を行い、県知事の許可を得て、同四十五年六月一日付をもって「大田原地区広域消防組合」が発足したのである。こうして、大田原市を中心とする一市三町一村の消防事務を共同処理することになった。発足当時の組織や人員の定数及び同五十年の機構を第4・5図にあげる。

第4図 大田原地区広域消防組合消防本部
発足当時の組織及び人員(昭和四五年六月一日発足)
一、組織

二、消防本部機構
区分消防長署長(司令長)係長(司令補)消防士長消防士小計事務吏員その他の職員合計
人員市長兼
二八三九四一
(「大田原地区広域消防組合消防統計」)


第5図 昭和五〇年 大田原地区広域消防組合消防本部・署の組織及び人員
一、消防本部・署の組織

二、消防職員の定数及び定員
区分消防吏員事務吏員等合計
階級消防監消防司令消防司令補消防士長消防士課長主事公仕
実員一〇二三九五一三一一三六
定数階級別定員内訳なし消防吏員一四〇その他の職員六一四六
(「大田原地区広域消防組合消防統計」)