○印は留鳥、夏は夏鳥、冬は冬鳥を示す。
○カイツブリ ゴイサギ(夏) ○コサギ ○カルガモ コガモ(夏) ○トビ ○クマタカ ハヤブサ(冬) ○ウズラ ○コジュケイ ○ヤマドリ ○キジ クイナ(夏) ○キジバト カツコウ(夏) ホトトギス(夏) ○コノハズク ○フクロウ ヨタカ(夏) アカシヨウビン(夏) ○カワセミ アオゲラ(留夏) アカゲラ(留夏) コゲラ(留夏) ヒバリ(留夏) ツバメ(夏) イワツバメ(夏) セキレイ(留夏) ○セグロセキレイ ヒヨドリ(留夏) ○モズ ○カワガラス ○ミソサザイ コマドリ(夏) コルリ(夏) クロツグミ(夏) ○ツグミ ○ウグイス コヨシキリ(留夏) ○キクイタダキ キビタキ(夏) オオルリ(夏) サンコウチヨウ(夏) ○コガラ ○ヒガラ ○ヤマガラ ○シジユガラ ○エナガ ○メジロ ○ホホジロ カシラダカ(冬) ミヤマホホジロ(夏) ○アオジ ○カワラヒワ ハギマシコ(夏) イスカ(冬) ウソ(留夏) ○イカル シメ(冬) ○スズメ ○ムクドリ ○カケス ○オナガ ○ホシガラス ○ハシボソガラス ○ハシブトガラス ○メボソ
国鳥のキジは、昭和二十年頃(一九四五)からみるとその個体数は二割にも満たない程減少している。毎年放鳥しているが、自然破壊もさることながら猟銃の精巧さとハンターの高技術により減少したものと考える。
県鳥のオオルリは、姿も声もよい。昔からみると数は少ないが、寺宿・木佐美の奥山で見ることが出来る。
町鳥はウグイスで、黒羽町のどの地区にも数多く生息する留鳥で、冬は林の地面でチヤツチヤツという地鳴(笹鳴とも言う)をしているが、三月頃になるとホーホケキヨ(初音)と鳴き、ケキヨ、ケキヨと早い調子で鳴く。谷渡りと言う警戒のときのなく声も多い。
梅に鴬と言われているが、梅の花の咲く頃ウグイスが鳴くのでそう言うのだと書いてある本もあるが、梅の木に鴬の好物の虫がいるので梅に鴬と言うのだと言う先生もいる。事実ウグイスが梅の幹をつゝきながら鳴いているのを度々見る。後者が本当と思う。
黒羽地方で、姿・色彩・声も大変美しい鳥でサンコウチヨウがいる。この鳴き声はツキ、ヒ、ホシ、ホイホイと聞こえるので月日星と三つの光に相当するのでこの名前がついたと言われている。