第四節 新しい町づくり

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 わが国は目ざましい高度経済成長期から安定成長期へと移行しているが、黒羽町はこれに即応し、農林業の生産基盤の整備と生活環境の整備に努めてきましたが、町民が一層連帯感を深め、豊かな地域社会を創造し、明るく住みよい町をつくるため努めなければならない。
 特に都市と本町の経済格差是正、地域環境の整備、教育の充実を積極的に進めなければならない。
農業については圃場整備を進め農業の近代化を推進する。水田経営を根幹とし地域特産物等による安定複合経営を推進し、首都圏への食糧供給地とする。なお飼料作付などにより、安定した農業経営を推進する。
 林業については林業経営の近代化を図り、八溝林業地の中核林業地帯の形成に努める。
 商業については魅力ある商店づくりを推進する。
 観光については自然景観の保護育成とふるさと意識を培い、都塵を洗う安らぎの観光を確立する。
 工業については、生活環境と調和を図りながら、土地利用計画に基づき企業の立地を進め、経営努力をして、農工両全の町として発展させる。
 豊かな人間形成を推進するため、社会教育施設を充実し、生涯学習を振興する。また健康で文化的な生活が送れるよう福祉と保健の充実を図る。
 児童生徒の健康と心の豊かな創造性を培うための教育を充実し、義務教育施設の整備を推進する。
 主要町道の改良、生活路線の全線舗装の実現を促進し、さらに湯殿大橋を完成し交通環境の整備をはかる。
 健康増進施設の広場造成、スポーツ施設の充実をはかり、生活環境の整備をはかる。