目次
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第二編 歴史の流れ
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第二章 古代
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第三節 古代の道と文化
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二、仏教文化の展開
(二) 古代の寺院とその跡
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仏教がわが国に伝わったのは六世紀前半のことであるが、七世紀後半になるとしだいに地方にも伝わり、寺院が建てはじめられた。たゞし本格的に仏教文化が土着するのは八―九世紀になってからである。古代の寺院跡として、那須郡内には、小川町の浄法寺(じょうぼうじ)廃寺跡がある。県内には下野薬師寺跡(南河内町)、下野国分寺跡(国分寺町)、下野国分尼寺跡(同上)、多功廃寺跡(上三川町)、大内廃寺跡(真岡市)等十余が知られている。