目次
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第二編 歴史の流れ
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第四章 近世
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第二節 封建社会の歩み
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二、交通
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(三) 問屋
二 河岸問屋
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黒羽の河岸場にも「黒羽河岸問屋」が置かれ、天保二年の黒羽河岸「書上覚」によると九兵衛(代源兵衛)が問屋を経営していた。また天保九年ころは源兵衛があたった。
河岸場には問屋の事務所・荷置場・倉庫・舟宿・馬宿・旅篭などが整備されていた。(別掲「黒羽河岸近傍見取図」参照)
問屋株に関する資料としては「天保四年己二月奉差上候一札の事」がある。この内容は株の譲渡に関する古文書である。