(六) 武芸・遊芸稽古

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 常時戦場を本務とした武家社会では、女子も多く武芸をたしなんだ。黒羽藩士の娘が、藩学の武道師範武藤氏に薙刀を習得したのである。又一方商人社会では、裁縫のほか、音曲舞踊の心得が必要とされ、余裕のある町人の娘は、遊芸稽古所に通った。また一般に茶の湯、活花、琴曲等は、上流家庭で学習されていた。