(八) 学制頒布当時の塾・私学

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 明治六年(一八七三)の学制によって各町村に公立小学校が創立され、学齢児童全部がこれに就学するはずであった。しかし従来の寺子屋をただちに廃止することもできない事情もあって一時は、公立学校と寺子屋とが両存する町村もあった。また明治になってから新たに開かれた塾もあり、中には法規による私立学校もあった。これらが廃止された時期はまちまちであるが、かなり長く続いたものもあった。
 さて、本町における塾、私学という項目のもとに手がかりのあったものについて記してみる。