目次
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第二編 歴史の流れ
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第四章 近世
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第二節 封建社会の歩み
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四、文化
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(一) 学問、芸術
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四 建築物
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1 大雄寺
鐘楼
519 ~ 519
鐘楼は、基壇石積みで南面して石段を設けているが、基壇と共に後補のもので他の建造物と不均整である。柱は角柱を建て、軒桁、梁を組み、中央に銅鐘を吊っている。屋根は茅葺の入母屋造りで、妻は束建てで棟木を受け、鬼板箱棟をのせている。
鐘楼としては、屋根が入母屋造りの外は最も簡単な構造で、他の諸堂宇と規を一にしている。