(4)川西町歳出予算原案

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次に、明治二十三年度の歳出原案を掲上するが、本案にて当時の新政のしくみが判然とわかる。
 新町誕生当時の役場の規模は、町長助役二人、書記三人の計六人で運営されていた。
 又小学校教育には、校長以下十人の教師があたり、町予算の四九%が教育費として支出されていた。(次頁の表参照)
明治23年度川西町歳出予算原案
科目予算額附記科目予算額附記
円 円 
第一欵役場費739323第四欵教育費801410
第一項給料410050第一項給料696300
 一町長給料192000月俸16円12ケ月分 一校長給168000月俸14円
 二書記給料156000月俸4円75銭、4円25銭、4円13人 二教員給486000月俸7円1人、6円2人、5円1人 4円2人、3円50銭1人、3円2円1人
 三使丁給料62050日給10銭1人、7銭1人、1ケ年分 三其他42300
第二項雑給186310第二項雑給13540
 一旅費36730第三項需用費80660
 二報酬120000助役2名1名5円宛1ケ年分第四項常時修繕費10910
 三其他29580第五欵衛生費12070
第三項需用費132963第六欵救助費7950
第四項常時修繕費10000第八欵勧業費5500
第二欵会議費47240第十二欵予備費15000
第三欵土木費5000
歳出計1633493
(項目の中で其他とあるは、数項目を合算した)