五 廃庁式と開庁式

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 本町の合併の経緯は右のとおりであるが、町村、或は地域、個人の繁栄にも関係しているために、その労苦は紙上に記し難い。湯津上村が県試案も、総理大臣勧告をも蹴って最後まで自主自立への道を歩んだのをみても分る。
 昭和三十年二月十日、川西町、黒羽町、両郷村、須賀川村の各町村は、明治二十二年以来六十六年の火を消して、廃庁式を挙行し、昭和三十年二月十一日、新生黒羽町が誕生した。(町村合併関係の記録は、栃木県町村合併誌による)
合併当時の状況
  三役(旧町村)
川西町黒羽町両郷村須賀川村
町村長磯政光川嶋欣之助吉成隆佐藤惣次郎
助役室井文雄稲野正典益子武高野照次
収入役菊池得三三森広弓座貞良和田寅

   三役(新黒羽町)
町長 川嶋欣之助  助役 戸村大蔵  収入役 菊池得三