一 明治二十三年度町税規則(川西町)

636 ~ 637
    第一章      賦課法
 第一条 町税ハ国税地方税ニ附加ス其目左ノ如シ
     一、地租附加税
     二、営業税雑種税附加税
     三、戸数割附加税

 第二条 地租ノ附加税ハ地租ノ納税者ニ附加ス
第三条 地租ノ附加税徴収ノ後荒地起返リ開墾期明等ニ至リ、新賦ニ係ル者ハ其翌月ヨリ之ヲ賦課ス

第四条 土地ノ異動ニヨリ地租ノ賦課税ニ異動を来ストキハ、許可ノ翌月ヨリ賦課額ヲ更正スベシ

 第五条 営業税雑種税ノ附加税ハ定額税及金高円数税ニ賦課ス。
第六条 新規営業ヲ開業スルモノアルトキハ其翌月ヨリ附加税ヲ附加ス

 第七条 戸数割ノ附加税ハ其ノ納税者に附加ス
第八条 当町内ニ転住スルモノアルトキハ其翌月ヨリ、平均額ニヨリ、戸数割ノ附加税ヲ賦課ス。

    第二章      徴収法
 第九条 附加税ハ左ノ区分ニヨリ之ヲ徴収ス
    五月 第一期町税戸数割
    八月 第二期町税営業割
    十一月 第三期町税地価割
    一月 第四期町税戸別割

第十条 第三条第四条第六条第八条ノ場合ハ其届出ノ時直ニ翌月分ヨリ之ヲ徴収ス

第十一条 納税義務消滅シ又ハ変更ノ為減税シ其届出ヲ為ストキ已ニ徴収ノ后ナルモノハ其翌月ヨリ割戻シ又ハ減税スベシ。納税義務消滅シ又ハ変更ノ為メ減税若クハ増税シ其届出ヲ為ササルモノハ消滅及ヒ減税ハ猶従前ノ税額ヲ徴収シ増税ハ其変更ノ翌月ニ遡リ増額ヲ徴収スベシ