(7)木材共販事業

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立木の材積は、立木幹材積表を使用しても、正確に算出することはできない。本表は、瘠悪林地は過大に、肥沃林地の木は過少に算出される。
 従来の山林の立木売り方は、立木幹材表を基にした材積で取り引きされたゝめに、正量取引ではなかった。昭和三十二年(一九五七)栃木県林業組合連合会が主体となって、那須郡の第一回木材共販事業が、旧川西町おせり場で発足し、以後今日まで毎日二回開催されている。本事業の開始は、戦前戦後を通して第一位に相当する画期的な林業の変革と称してよいと思はれる。
共販事業(町内森林組合の最初と、五十年度の出荷量の比)
年度組合名出荷量(m3年度組合名出荷量(m3
三二須賀川一、〇六二五〇須賀川五、二六二
三二黒羽一四五五〇黒羽一、七二四
三二両郷五〇両郷二、九四八
一、二〇七九、九三四