○黒羽の陶器「かなめ」

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 「かなめ焼」は文治元年(一一八五)二月那須余一宗隆が屋島で扇の要を射た栄誉を称えて、明治の末から大正にかけて、黒羽で焼かれた陶器名である。製品には「かなめ」・「扇焼」と刻印され、「扇眼焼」・「可奈見焼」とも誌し、格調高い陶器として名声をあげた。