①修業年限の短縮

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昭和十六年(一九四一)太平洋戦争の勃発によってわが国の教育は戦時体制に突入した。特に昭和十八年ガダルカナル島からの撤退以後、戦局はそれまでの攻勢から守勢に転じ決戦体制下の様相を呈してきた。この決戦下の教育は中学校、高等女学校、実業学校は、いずれも修業年限を四年に、高等学校高等科および大学予科は修業年限をそれぞれ二年に改め、昭和十八年(一九四三)四月入学者から適用した。