PTAの歴史は、十九世紀の末ごろ、児童愛護と教育環境の整備をめざしたアメリカの母親運動にはじまるといわれている。昭和二十一年、日本教育の民主的な改革をすすめるために来日した米国教育使節団の示唆にもとづき、文部省も昭和二十二年（一九四七）に、「父母と先生の会―教育民主化の手引―」を配布し、PTAの組織化を奨励した。PTAは父母と教師とが協力して、家庭と学校と社会における児童、生徒の幸福な成長を図ることを目的とした団体である。昭和二十五年（一九五〇）ごろには、小・中・高校の約九十八％にPTAが結成され、わが国最大の社会教育関係団体となった。しかし、多くのPTAは、その発足当時、戦災復興や新学制の施行という課題に直面し、学校の復旧や教材教具の整備など学校後援的な事業に重点がおかれがちであった。この面で果たした役割も評価できるが、その後もこのような傾向が続いたので、昭和四十二年（一九六七）、社会教育審議会より「父母と先生の会（PTA）のあり方について」の報告が出され、PTA指導者の研修も推進されて、PTA本来のあり方が再確認されてきている。
　黒羽町では、各学校PTAとも昭和二十三年度より次々と結成された。各学校PTAは、実情に応じてそれぞれの時点での課題に取り組み、児童生徒の健全な成長を図ることを目的とし、会員研修、校外生活指導、児童生徒への福祉厚生、地域の教育的な環境整備、広報活動等をおこなってきている。各小・中・高校PTAによって、昭和四十年（一九六五）に黒羽町PTA連絡協議会が組織され、各校PTAの連絡を図り、役員研修、PTAスクール、模範児童生徒の表彰等の事業を実施している。
　特殊学級設置学校に、手をつなぐ親の会がPTAと同様な組織でつくられたが、これらが連絡提携し、特殊教育の理解と振興を図るため昭和四十八年に黒羽町手をつなぐ親の会を組織し、特殊学級球技大会、宿泊学習、愛の一円募金運動等の事業をおこなっている。
川西小学校　　歴代PTA会長名

蜂巣小学校　　歴代PTA会長名

寒井小学校　　歴代PTA会長名

黒羽小学校　　歴代PTA会長名

片田小学校　　歴代PTA会長名

北野上小学校　　歴代PTA会長名

須賀川小学校　　歴代PTA会長名

須佐木小学校　　歴代PTA会長名

川上小学校　　歴代PTA会長名

両郷中央小学校　　歴代PTA会長名

川西中学校　　歴代PTA会長名

黒羽中学校　　歴代PTA会長名

須賀川中学校　　歴代PTA会長名

両郷中学校　　歴代PTA会長名

栃木県立黒羽高等学校　　歴代PTA会長名