(五) 災害対策

845 ~ 845
 昔から洪水による被害は大きかった。田畑は勿論家屋まで流失しその損害は莫大なものがあった。
 これ等被害を防止するため松葉川沿線に於ては防災ダム砂防工事等による河川改修等により近年大きな被害は少なくなった。防災ダムは後松葉川上流東沢と不動沢に二ケ所、前松葉川に入小滝入木佐美入に二ケ所、須賀川地区押川の上流に一ケ所、更に前松葉川は砂防工事によって河川改修が行われ、後松葉川も基盤事業と併行して現在(昭和五十六年)中野内大谷まで行なわれ、屈曲を取り完全な河川として完成する見込である。那珂川も、上流に深山ダム、那須疎水をはじめ多くの水管理が行き届き、那珂川の水はフルに活用されている。そのため川の水量も戦前の三分の一に減ったことは事実である。