戦前僅かに老人への感謝と慰労をする施策として敬老会が各地で行なわれた。
元川西町の旧帳簿によると、川西町の敬老会は大正十五年四月十八日に実施され、それ以後毎年実施されている。年度別招待老人は次のようである。
第 一回 大正一五・四・一八 七〇名
第 二回 昭和 二・五・三 一〇八名
第 三回 昭和 三・五・二 不明
第 四回 昭和 四・五・一二 不明
第 五回 昭和 五・五・一八 一一三名
第 六回 昭和 六・五・二四 不明
第 七回 昭和 七・五・二二 一二五名
第 八回 昭和 八・五・二八 一二八名
第 九回 昭和 九・五・一七 一三四名
第一〇回 昭和一〇・五・一二 一三三名
第一一回 昭和一一・五・一七 一三三名
第一二回 昭和一二・六・一四 一四〇名
第一三回 昭和一三・五・一五 一四五名
第一四回 昭和一四・五・二一 一五三名
第一五回 昭和一五・五・二二 一五三名
第一六回 昭和一六・五・五 一四二名
第一七回 昭和一七・五・一〇 一五一名
第一八回 昭和一八・五・二〇 一四六名
これは川西地区の状況であるが他の三地区においてもこの項、或はこれ以前から実施されていたが、記録が残っていないので、開催年月、招待者数を確認することが出来ない。
町村合併当時は各地区の中心にある学校単位に数ヶ所で開催したが、現在は黒羽川西地区を一ヶ所にまとめ、遠隔の両郷、須賀川をはなし三ヶ所で、九月十五日敬老の日前後に開催している。