・児童福祉法による保育所四施設、児童館二施設を設置している。外に町内には幼稚園二施設が設置されている。幼児の就園の方向を見定め、拡充計画と低年齢児を対象とした、保育所運営計画をたてる必要がある。
現在幼児の遊び場が不足しているため、基礎集落内における遊び場と、高度な遊具施設を備えた児童公園、交通公園等の整備が必要である。
・保育所 |
区分 | 基準年次 (昭和55年) | 目標年次 (昭和60年) | |||
箇所数 (所) | 定員 (人) | 箇所数 (所) | 定員 (人) | ||
学齢前児童数① | 1.777 | 1.800 | |||
要保育児童数② | 560 | 720 | |||
要保育率②/①×100 | 31.5% | 40.0% | |||
保育所 | 町立 | 4 | 310 | 5 | 370 |
私立 | |||||
計 | 4 | ②310 | 5 | ③370 | |
措置率③/②×100 | 55.3% | 51.3% |
・母子福祉については母子福祉会を組織し、福祉の増進に努めているが、交通災害、成人病等の激増により、母子世帯、遺児父子世帯が増加する傾向にあるので、今後の授護対策が必要である。
・老人福祉については、人口の老齢化は全国的な現象であるが、この対策としては、老人クラブの活動を骨子として、生きがい教育を進め、また、独居老人にはホームヘルパーの活動により、福祉の増進を図る。
・老人福祉施設 |
区分 | 基準年次 (昭和55年) | 目標年次 (昭和60年) | |||
箇所数 (所) | 定員 (人) | 箇所数 (所) | 定員 (人) | ||
老人人口 | 2,152 | 2,350 | |||
老人ホーム等 | 対象者数 | 2,152 | 2,350 | ||
町立 | 1 | 100 | 1 | 100 | |
私立 | |||||
老人福祉センター | 1 | 100 |
・心身障害児(者)については、今後更に交通災害や労災等が、多くなってきている現在、身障者も増加しているので、積極的な援護が必要である。
・保護世帯人員 |
基準年次 (昭和55年) (A) | 目標年次 (昭和60年) (B) | 伸び率 (B)/(A) | ||
区分 | ||||
生活保護受給世帯数 | 世帯 | 95 | 83 | 87.3 |
被保護者数 | 人 | 189 | 160 | 84.6 |
同上率 | % | 1.0 | 0.9 | |
国民健康保険被保険者数 | 人 | 10,000 | 9,000 | 90.0 |
同上率 | % | 52.6 | 45.9 | |
国民年金被保険者数 | 人 | 6,042 | 5,800 | 95.9 |
同上率 | % | 62.0 | 59.5 | |
母子家庭数 | 世帯 | 88 | 100 | 113.6 |
老人(65歳以上)数 | 人 | 2,152 | 2,350 | 109.2 |
身体障害者(児)数 | 人 | 423 | 470 | 111.1 |
・青少年対策については、全国的にみて悪質、多様化の方向にあり社会問題になっている。この防止の対策は重要である。非行に走る以前の問題として、スポーツの振興や自己研さんの場を与え、その防止に当るようにしなければならない。
・社会保険(国民年金)については、普及率もよく受給者も多い。今後はこの年金が福祉の主柱であるので、より一層住民へのPRに努める。
●施策
児童福祉の増進・母子福祉の増進・老人福祉の増進・心身障害者(児)の福祉増進・低所得者対策・社会保険の充実・青少年対策、以上七点を目標としてその実現を図る。
●保健衛生計画
●現状と課題
・母子保健、成人病予防、老人保健、健康増進などの需要が増大している。このような状況の中にあって、町民に密着した対人保健サービスを行う拠点として、保健センター設置が必要である。
・今後は医療機関の完備、母子保健については母子保健センターを中心として、乳幼児の保健指導、母子学級栄養講習会、育児講習会等の集団指導を行ない母子健康センターの活用を図る。
・成人病対策については保健所、県ガン検診センター各医療機関関係団体の協力のもとに、成人病集団検診、成人病患者の健康管理の指導等に努める。
・保健衛生指標 |
基準年次 (昭和55年) | 目標年次 (昭和60年) | ||
区分 | |||
出生数 | 人 | 248 | 255 |
死亡数 | 人 | 153 | 120 |
うち乳児死亡数 | 人 | 0 | 0 |
自然増加数 | 人 | 95 | 135 |
結核登録患者数 | 人 | 33 | 25 |
成人病死亡数 | 人 | 111 | 90 |
・老人医療対策については、より一層健康診査と事後指導を徹底し、老人サークル、老人スポーツの振興を図り、「生きがいのある健康な老人づくり」を推進する。
●施策
・医療保健対策の強化については、健康づくりの推進、食生活の改善、精神衛生、保健委員会(地区衛生組織の育成強化・保健委員活動の育成助長・活動推進地区の育成助長・生活環境整備運動の推進・衛生思想の啓蒙・関係団体との連絡強調・保健教室等の開催)等を進めていく。
・予防対策の強化については、成人病対策、子宮ガン検診、伝染病対策、結核対策等を特に推進していく。
●教育計画
●現状と課題
・幼児教育については、ここ十年間の出生数は、年間二百五十人前後と横ばい状態であり、幼児対象児の完全入所を図るべきである。
・学校教育については、学校規模昭和五十五年(一九八〇)度において、文部省の示す標準学級数十二~十八学級の学校は、本町の小学校十校のうち、一校のみで、複式学級二校となっている。屋内運動場も小学校七校、中学校三校が狭隘と不備なため、体育館としての機能が果されず、整備をしなければならない。
・学校整備計画 |
区分 | 基準年次(昭和55年) | 目標年次(昭和60年) | ||||
校数 | 学級数 | 児童生徒数 | 校数 | 学級数 | 児童生徒数 | |
幼雅園 | ― | ― | ― | ― | ― | ― |
小学校 | 10 | 68 | 1,508 | 9 | 73 | 1,713 |
中学校 | 4 | 21 | 735 | 2 | 18 | 719 |
私立幼稚園 | 2 | 7 | 280 | 2 | 10 | 350 |
・屋内運動場(体育館)の設置数の推移 |
区分 | 基準年次(昭和55年) | 目標年次(昭和60年) | 伸長率 | ||||
校数 | 体育館数 | 割合 (A) | 校数 | 体育館数 | 割合 (B) | ||
% | |||||||
小学校 | 10 | 10 | 100 | 9 | 9 | 100 | 100.0 |
中学校 | 4 | 4 | 100 | 2 | 2 | 100 | 100.0 |
・学校プール設置の推移 |
区分 | 基準年次(昭和55年) | 目標年次(昭和60年) | ||||
学校 | プール数 | 割合 (A) | 学校 | プール数 | 割合 (B) | |
小学校 | 10 | 8 | 80.0 | 9 | 9 | 100.0 |
中学校 | 4 | 3 | 75.0 | 2 | 2 | 100.0 |
・社会教育については、生涯教育の叫ばれておる今日、社会教育施設の確立、社会教育施設の整備拡充を図る必要がある。
・コミュニティスポーツの振興
幼児から名人に至るまで、各種目のスポーツが盛んになっており、多くのスポーツ広場が必要になっている。同時にスポーツ教室や競技会を開催し、その振興を図るとともに、スポーツ指導員、各種審判員の養成を進める。
総合運動公園の造成
・学校給食については、今後は更に施設の充実、栄養士、調理員等の適正を図り、運営の合理化を促進する。
・施策
幼児教育の充実、学校教育の振興、社会教育の振興、学校給食の適正な運営を主要点としてその振興と改善を図る。
●生活環境の整備計画
・現状と課題
水道の一人当りの水道使用料は、上昇の一途を辿っている。なお町部より離れた地域には給水希望地区が多く、簡易水道設置が急務とされている。従って水資源の確保と施設の改善が必要である。
都市化に伴い、排水される廃棄物も年々多量になり、この処理については広域的な処理方法が、検討されなければならない。
区分 | 基準年次 (昭和55年) | 目標年次 (昭和60年) | |||
総人口A | 人 | 19,000 | 19,600 | ||
上水道 | 計画給水人口B | 人 | 10,000 | 15,000 | |
実給水人口C | 人 | 8,921 | 14,038 | ||
施設普及率B/A | % | 52.6 | 78.9 | ||
給水普及率C/B | % | 89.2 | 93.6 | ||
下水道 | 市街地人口B | 人 | 7,000 | ||
市街地面積C | m2 | 2,100,000 | |||
計画排水区域面積D | m2 | 2,100,000 | |||
現在排水区域面積E | m2 | 500,000 | |||
終末処理場F | 箇 | 1 | |||
計画処理区域面積G | m2 | 2,100,000 | |||
現在処理区域面積H | m2 | 500,000 | |||
実施率 | 排水面積C/D | % | 23.8 | ||
処理面積H/G | % | 23.8 | |||
処理率H/E | % | 100.0 | |||
し尿処理 | 処理人口B | 人 | 8,500 | 9,000 | |
年間総排水量C | kリットル | 8,200 | 9,000 | ||
年間総収集量D | kリットル | 4,200 | 5,000 | ||
年間総処理量E | kリットル | 4,200 | 5,000 | ||
実施率B/A | % | 48.8 | 50.5 | ||
収集率・処理率D/C E/C | % | 51.2 | 51.0 | ||
ごみ処理 | 施設能力 | t | 21.0 | 21.0 | |
処理人口B | 人 | 11,900 | 12,300 | ||
年間総排水量C | t | 3,209 | 3,470 | ||
年間総収集量D | t | 2,195 | 2,995 | ||
収集率D/C | % | 68.4 | 86.3 | ||
年間総処理量E | t | 2,195 | 2,995 | ||
処理率E/D | % | 100.0 | 100.0 | ||
粗大ごみ処理 | 施設能力 | t | |||
処理人口B | 人 | 19,000 | 19,600 | ||
年間総排出量C | t | 628 | 829 | ||
年間総収集量D | t | 328 | 455 | ||
収集率D/C | % | 52.0 | 55.0 | ||
年間総処理量E | t | 328 | 455 | ||
処理率E/D | % | 100.0 | 100.0 |
●施策
上水道及び簡易水道、し尿処理、下水道事業、ごみ処理、墓地及び火葬場、消費者の保護以上の点を重点施策として進める。
●住宅計画
・現状と課題
核家族化に伴う生活環境の変化と勤労者の増加により、企業誘致による就労者の定住化施策を推進する必要がある。
●施策
住宅の供給、住宅建設への促進の二点を推進する。
大豆田住宅団地
・住宅建設及び宅造指標 |
区分 | 基準年次 (昭和55年) | 目標年次 (昭和60年) | 計画期間の建設戸数 | |
施設住宅 | 町営住宅 | 95 | 145 | 50 |
県営住宅 | ― | ― | ― | |
その他の住宅 | 310 | 310 | ― | |
計 | 405 | 455 | 50 | |
民間自力住宅 | 4,580 | 4,700 | 120 | |
計 | 4,985 | 5,155 | 170 | |
宅造地(ha) | 4 | 7 | 3ha |
●環境保全計画
・現況と課題
本町は都市でみられる大気汚染はないが、生活排水、工業排水などにより、自然環境の破壊や水質汚染等の現象がでているため、適正な公害防止対策に当る必要がある。
・施策
公害の防止策・自然環境対策を強力にすゝめ環境の保全を期する。