○生駒(いこま)神社

886 ~ 887
 鎮座地 黒羽町大字亀久一一四七(笹目)
 祭神 大宜津毘賣(おおげつひめ)命
 祭日 三月十五日
 沿革 寛政八年(一七九六)の創建。社名の生駒は、大和国生駒郡南生駒村(現生駒市一分町)に鎮座する往馬(いこま)神社より取ったという。大阪府と奈良県の境にある生駒山に、応神天皇の御世、百済から貢上された馬を放牧した故事から、「いこま」の称が起ったという(古事記)。ただしこの生駒神社の祭神は、伊古麻都比古(いこまつひこ)、同比賣(ひめ)の二神とそれ以外の神々。毎年陰暦二月初午の日、多数の馬匹の参詣で賑うという。
 大宜津毘売命の「宜(け)」は「食(け)」の義で、食物のことである。伊弉諾、伊弉冊二神の御子である。
 建造物
 本殿 トタン葺、間口三尺 奥行三尺五寸
 幣殿 トタン葺、間口一間 奥行九尺
 拝殿 トタン葺、間口三間 奥行三間 六坪
 絵馬舎 トタン葺、間口三間 奥行二間 六坪
 鳥居 一基、石材
 境内 三六三坪
 宮司 和知美彦