○多賀神社(通称おたがさん)

892 ~ 893
 鎮座地 黒羽町大字蜂巣 七九〇
 祭神 伊弉諾命 伊弉冊命
 祭日 十月十九日
 沿革 創建の年代は不明。近江国犬上郡多賀村にある多賀神社の分霊を祀る。『下野神明帳』には、尾多賀大明神と記されてある。この神社を勧請してから、地名を「おたが」と呼ぶようになった。
 文政十二年四月再建した。明治三十二年本殿を改築し、同年十月十九日字堀之内湯泉神社、字天神林天満宮、ならびに米丸山神社を合併した。往昔多賀神社、湯泉神社、天満宮を三社祭礼と称した。
 建造物
 本殿 神明造トタン葺、赤銅色塗、開口七尺 奥行七尺 一坪
 拝殿 入母屋造かや葺、間口四間 奥行二間三尺 一〇坪
 渡廊 間口七尺 奥行二間 二坪五合
 鳥居 一基 神明造、芦野石
 灯籠 二基 芦野石材
 境内 二三〇坪三合七勺
 宮司 小泉忠治