鎮座地 黒羽町大字須佐木九五二 九二五-一(竹箟王森)
祭神 天太王命
祭日 四月十日
沿革 社伝によれば、創建は永長元年(一〇九六)である。当時村内に悪疫発生したので、村民が、神明の加護を乞い願ったところ、天太王命を祀れば疫病が息むとの夢知らせがあった。そこで命をお祀すると、果してそのとおりであった。よって安房国一の宮の天太玉命の分霊を受けて社殿を造営した。
長治二年(一一〇五)須藤権守貞信、八溝山の岩岳丸退治の際に、当社に祈願し、その加護を受けたので、社地及び神田を寄進した。その後藩主大関氏から五百八斗四升八合の除地を寄附された。
元和元年(一六一五)火災により社殿焼失。文化九年(一八一一)二月再建せられ、昭和五年現在の社殿造営された。
建造物
本殿 トタン葺、間口五尺 奥行四尺
幣殿 間口一間三尺 奥行三尺
拝殿 間口三間 奥行二間 六坪
社務所 間口五間 奥行四間 二〇坪
神庫 トタン葺、間口二間 奥行二間 四坪
倉庫 トタン葺、間口五間 奥行三間 一五坪
鳥居 一基、木材
灯籠 二基、石材
境内 四二八坪
宮司 和知美彦