三 安養院

901 ~ 901
 名称 富士山円満寺安養院(ふじさんえんまんじあんよういん)
 宗派 真言宗智山派
 所在地 黒羽町大字亀久四三
 沿革 天和年間(一六八一~一六八四)、僧照空の創建であるという。しかし一説には、建徳元年(一三七〇)に、釈寛全和尚が同字逢坂の地に創建した。その後長禄二年(一四五八)五月、火災に罹り寺院焼失してしまったが、大永五年(一五二五)、釈興舜が字中の内に堂宇を再建した。これを中興開山とするという。
 承応元年(一六五一)、当寺はまた焼失し、その後再建して現在にいたる。天和年間創建でなく、再建であろう。
 建造物 本堂、庫裡
 本尊 木造阿弥陀仏立像(高さ約一メートル)
 境内 裏山に富士権現を祀ってあるので、山号富士山を称する。
 住職 高田尊栄