目次
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第三編 拾遺
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第二章 文化財
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二 文化財の説明
13 木造聖観音立像
920 ~ 920
この仏像は、像高一六五センチメートル、台座高七・五センチメートルの立像である。頭部は耳の後方で矧ぎ、首を胴体に挿込み、玉眼嵌入、胴は側面中央で前後面を矧ぎ、両腕、両臂、両手首ともに別木にて作られている。衣襞は鞍馬寺様で口元、裳等の彫深く、弧を描く眉切長で俯瞰の眼、肉づけの程よい鼻梁など優しく、鎌倉期の作である。本尊の伝来は元真言宗帰一寺の観音堂に安置したもので、明治年間に堂の破損のため余瀬の崇敬者が大雄寺に依托した。帰一寺については社寺編に詳述
木造聖観音立像