像高 二・五五メートル 二・四六メートル
面長 〇・四五メートル 〇・五〇メートル
面幅 〇・三五メートル 〇・三五メートル
肩幅 〇・六五メートル 〇・七〇メートル
光厳寺釈迦堂に奉安される仁王像二体は裸身で筋骨たくましく現わされているが、形相は比較的おだやかに作られている。伽藍守護の神として安置され、県内六組の中の貴重な像である。
この木彫二体は、大田原市南金丸那須神社(八幡宮)の楼門の後側の左右に奉安されてあったものを、明治初年神仏混淆禁止により元黒羽藩知事大関増勤が光厳寺に寄託したものである。作者および製作年代は不明であるが、八幡宮の諸文化財の作からみて六〇〇年以前の作と考えられる。
仁王尊像