54 二斗内のカヤ

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東側のカヤ 目通り周囲四・五三メートル、根廻り五・五メートル、樹高二〇メートル、枝張り東西一六メートル南北一五・一メートル。
西側のカヤ 目通り周囲二・八五メートル、樹高一九メートル、枝張り東西二〇・六メートル、南北一八・八メートル。
 この二本のカヤは、須佐木の「二斗内」とよばれる佐藤家の屋敷内、居宅の北側に植栽されてある。東側のカヤは直幹地上約四メートルのところで分枝しその一枝は板倉の屋根の上までのびて、切り落してある。なおこの樹には「なら」のやどり木があり子育ての信仰がある。西側のカヤは、東側のカヤの枝の傘下にあり直幹である。樹勢は両株とも旺盛である。推定樹齢は約三〇〇~四〇〇年ほどとみられる。