一、中世城館遺跡

941 ~ 942
 黒羽は中世居館跡の多いことでは県下随一である。先住民族は那珂川を遡って来て、川の両岸に適当な地を見つけて集落をつくった。この為町内各所に縄文遺跡がある。大和時代には中央政権の及んだ北限で、北の守りとして役人が派遣されたこともある。戦国時代に入り各所に土豪が起り近隣を支配したが、那須氏が頭領となってから那須氏の勢力下に入って統一された。那須氏は東山道を扼し北の守り、浜街道を通じて佐竹氏への守りに館、砦を築いて攻略にそなえた。那須氏滅亡後大関氏は黒羽を中心に勢力をのばし、那須氏の家臣、土豪を合わせて領地を拡張すると共に出城に当る館、砦を築いた。黒羽に居館跡の多いのもその為であろうか。次にその代表的なものをあげる。
1 青木要害跡
2 岩谷要害跡
3 大久保館跡
4 大塚要害跡
5 奥沢館跡
6 恩地城跡
7 金丸氏要害跡
8 構え場館跡
9 亀山城跡
10 川田館跡
11 黒羽城跡
12 佐久山館要害跡
13 尻高田要害跡
14 白旗城跡
15 須賀川要害跡
16 高館城跡
17 田沢要害跡
18 舘野御前要害跡
19 田中氏要害跡
20 弾正要害跡
21 築地館跡
22 羽黒山要害跡
23 矢組館跡
24 山口城跡
25 山田館跡
26 八幡館山城跡
27 桜田要害跡
28 城ケ平(注別葉「黒羽町にある主な中世城館跡の図」参照)

 黒羽町にある主な中世居館跡
 ① 所在地
 ② 他の名称
 ③ 現状
 ④ 保存状況
 ⑤ 築城者
 ⑥ 築城年代
 ⑦ その他


黒羽町にある主な中世城館跡