4 大塚要害跡

944 ~ 944
① 大字中野内字大塚  ② 堀之内  ③ 山林・宅地  ④ - ⑤ 矢野氏(小山氏の支族)  ⑥ 天正末期  ⑦ -

 この要害は小山城で余笹川と松葉川間にある低い丘陵にある。郭の面積は約五〇アール、近くに大塚古墳と大塚遺跡があり、古道を扼す要衝地の拠点である。築城者は小山氏の支族矢野氏で、代々その子孫が住む。矢野氏は小山氏の支族であるが大関氏を頼り居住す。交通要衝地を扼す地で大関氏の勢力圏に築城されたものである。