蔵王権現は、『こどもの虫切り』の信仰があります。疳(かん)の強い子が居ると、この権現さまにお参りし、社に奉納してある鋏(はさみ)を一つお借りしてきて、子どもの面前で、鋏でちょきちょきと虫を切るまねをするか、この鋏を使って、布を裁ち、子どもの肌じばんを縫って着せると、霊験があり、疳の虫が治まるといわれています。
また虫切りの御礼参りには、新調の鋏を一つ添えて、(倍返し)納める習わしになっています。
今でも社頭には数百の鋏が奉納されています。
また虫切りの御礼参りには、新調の鋏を一つ添えて、(倍返し)納める習わしになっています。
今でも社頭には数百の鋏が奉納されています。