〽 ことしゃ豊年だよ 穂に穂が咲いて
みちの小草に 米がなる
みちの小草に 米がなる
(注)田植唄にも用いられる。
〽 そこに立ってる奴(やつ) 八溝山のほろすけ
いわれてくやしけりゃ チョイト 出て踊れ
〽 そろたそろたよ おどりこがそろた
稲の出穂より よくそろ(っ)た
〽 月の出あいと 約束したに
月ははや出て 森のかげ
〽 おどりおどるなら 品(しな)よくおどれ
品のよいこを 嫁にとる
〽 盆の十六日 おどらぬやつは
猫かしゃくしか 花嫁か
〽 盆の十六日 踊らぬ奴は
木仏 金仏 石仏
〽 うたいなされよ おうたいなされ
唄で器量は さがりゃせぬ
〽 なんだ太郎八 豆腐は豆だ
あやめ団子(だんご)は 米の粉
〽 親の意見を 俵につめて
肩で背負えば 荷が重い
〽 親の意見と なすびの花は
千に一つの 無駄がない
〽 鮎(あゆ)は瀬につく 木に蝉(せみ)がつく
わたしゃあなたの 胸につく
〽 なにをくよくよ 川端柳
水の流れを 見てくらす
〽 小栗判官 照手の姫は
つまのためとて 車ひく
〽 馬鍬の取柄サ お手打かけて
ヤレ来年御座れ オヤ田の神