大田原営林署須賀川担当区事務所は、大正十二年(一九二三)三月黒羽町大字前田字郷前百十二番地に開設された。担当区事務所主任には農林水産技官が任命され、職員は基幹作業職員九名を含めて十名である。
須賀川担当区部内の山林管理面積は、二千百二十四ヘクタールである。
野州材の生産地として、スギ・ヒノキ材を年平均約一万三千三百七十立方メートル伐採している。
伐採跡地更新の植栽は、年平均二十二ヘクタール位である。
造林木の生育は、きわめて良好で、年成長量は二万五千七百立方メートルである。
保育関係は、直営及び請負を取り入れ、国有林野の貸付、部分林等地元への活用と協力による相互援助によって、国有林野の保全管理が行われている。