長い歴史をもち、数々の実績を残してきた青年団は、大東亜戦争の敗戦の歴史の中に、その姿を消してしまった。
旧川西町では、昭和二十年(一九四五)九月各大字に、青年団が結成され、同年十一月これを統合して、川西町青年団が組織された。昭和二十二年三月女子青年団と合併した。昭和二十三年総会で、団の運営を敏活にするため、総務部、文化部、体育部、産業部、家政部の五部を設け、各大字の支部にもこれを設ける事にした。
両郷青年団は、昭和二十二年七月結成され、各大字に支部が結成された。
須賀川青年団は、昭和二十二年四月結成され、各大字に支部を結成した。
町村合併後の昭和三十二年(一九五七)黒羽町青年団が結成され、各地区青年団は支部となる。
その後青年団の再編成が行われ、黒羽・川西・両郷・須賀川にそれぞれ、地区青年団協議会が結成された。
黒羽地区青年団協議会は、亀久・片田、北滝・北野上・北部の五支部からなっている。
川西地区青年団協議会は、桧木沢・蜂巣・寒井北部・余瀬・黒羽向町の五支部からなっている。
両郷地区青年団協議会は、久野又・大久保・両郷・河原・中野内・木佐美・寺宿の七支部からなっている。
須賀川地区青年団協議会は現在の所、団員が無く再編の過程にある。
各地区青年団協議会は、それぞれ地域に応じた活動を行なっている。
黒羽町青年団協議会は、町内四地区の青年団協議会をもって組織し、各地区青年団の連絡協調をはかり、団員の親睦と資質の向上に努め、明るい郷土の建設を目ざし、社会の進展に寄与することを目的としている。
事業の主なるものは、研修会、講演会、体育大会(陸上競技・相撲大会)球技大会(野球、ソフト、バレー、バスケット)卓球大会、演劇会主催、女子集会開催、町行事への協力、県連合青年団主催事業参加などである。
黒羽町青年団協議会は、昭和五十一年に結成され、現在団員数は二百三十八名である。