六、黒羽町婦人会

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 大東亜戦争中、大日本婦人会支部として、各町村毎に統合された婦人会は、それぞれ使命をはたし、戦後自主的団体として脱皮し、新しい発足をした。
 黒羽町婦人会は昭和二十三年(一九四八)十一月結成された。
 川西町婦人会は昭和二十四年(一九四九)四月結成された。
 両郷村婦人会は昭和二十一年(一九四六)四月結成され各大字に支部が結成された。
 須賀川村婦人会は昭和二十三年(一九四八)十二月結成された。
 敗戦によるきびしい現実の中にあって、各婦人会とも、会員相互の親睦をはかると共に、教養を高め新生活運動を推進し、明るい郷土の建設に果した役割は大きい。
 昭和三十年(一九五五)黒羽町・川西町・須賀川村・両郷村の四カ町村の合併ができ、新しい黒羽町が誕生した。そこで四地区の婦人会の統合が議され、昭和三十六年(一九六一)六月、四地区婦人会が一本化され、黒羽町婦人会が結成された。四地区の婦人会は支部となり、支部には、ほぼ大字単位に分会がおかれてある。
 本会は、町内婦人会員の親睦と資質の向上をはかり、相互友愛と連絡を密にし、民主的明るい郷土の建設を目ざし、広く社会に貢献することを目的としている。
 この目的達成のため次の事業を行なうように計画される。

黒羽町婦人会組織図

①指導者養成に関する事
②婦人の教養向上と啓蒙活動推進(講演会、講習会・研究会などの開催)
③生活改善に関する活動推進(冠婚葬祭の改善・時間の励行・迷信の打破・衣食住の合理化)

④社会事業に関する活動の推進
⑤教育活動の推進(家庭教育の振興と社会教育への参加)
⑥支部活動推進に関すること。

 現在会員数は、一千人をこえ、発足以来二十年、はたした役割は大きいものがある。激動する社会の中にあって、婦人会によせる期待は大きい。