一、川西地区

1086 ~ 1086
 川西(かわにし)地区は、旧川西町の黒羽向町(くろばねむこうまち)・大豆田(おおまめだ)・余瀬(よぜ)・蜂巣(はちす)・桧木沢(ひのきさわ)・寒井(さぶい)の六大字からなる。
 この地域一帯を、もと『川西郷(ごう)』と称したことがある。また黒羽藩大関(おおぜき)氏の領地『西郷(にしごう)十六ヶ村』と称えた土地は、寄瀬(余瀬)・白旗(しらはた)・北金丸(きたかねまる)・木立(こだち)・長倉・南金丸・根小屋(ねごや)・田中・大豆田・石井沢・蜂巣・桧木沢・寒井・野間(のま)・羽田(はんだ)・樋沢(ひさわ)をいった。『西郷』というのは、黒羽藩領で中川(那珂川)(なかがわ)西部に開けた郷村を指したものであるが、寄瀬(よぜ)郷の別称であるという説もある。