(九) 川田

1103 ~ 1103
 川田(かわだ)は、那珂川の左岸段丘上に開けた土地である。余笹川が合流する付近にある。
 東部は丘陵性の山地で、古くから沢水を利用し、水田が開けている。川田の名にふさわしく、今は用水堀も通じている。
 川田(かわだ)の字(あざ)の地名に、山下、阿久戸、古坪、行人塚、榎平、五斗蒔、札場、入田、東山、上野原、上山下、槻沢がある。
 明和六年(一七六九)『検地帳』にある字名は次の通りである。
 入ノ宮、入田、堂ノ上、堂ノ下、前山、古内前、薪沢、峯岸、多下、撞木沢、鍛渕、坂ノ下、上ノ原、納田、居坪口、八坪口、三斗蒔、割田、中汰前、鷹田、秋田、屋敷内、家ノ間口、塩ノ内、七斗蒔、下ツヾミ、猿田、五斗蒔、家ノ前、山下、道添、茅蕪、屋敷後、古屋敷、屋敷前、屋敷南、田尻、宮前、中妻前、薮ノ後、薮田、川田、川バタ、種附畑、勝負輪、森ノ後、材木平、篭ノ上、行人塚、宮ノ脇、宮ノ後、夜町田、馬包、榎木田、繁田、日照田、阿久戸、上阿久戸、広瀬田、簗場、材木下、橇田、梨木下、南、高波下、北林高波下、サイカチ沢、石畑ケ、古坪、高波沢口、和田、イモリマイ、下包