目次
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第四編 人物
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第一章 黒羽を築いた人たち
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第一節 人物群像
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一 那須余一宗隆
三、生い立ち
1108 ~ 1108
余一の出生から、源平の戦いへの出陣までの期間の事蹟に関しては、すべて伝説の域を出ていない。史実としての確たる証拠は見当らないのであるが、伝説で扱われている余一ゆかりの土地としては、小川、湯津上、大田原、黒羽の地区であって、その中でも黒羽地区が最も多い。このことは余一がその幼少の頃から、黒羽(資隆の居城高館城)に育ったということは頷ける。そうしてこの間に武技の練磨に励んだのである。