六月から七月中旬頃までは、冷いオホーツク海気圧と暖い小笠原高気圧の前線帯による悪天で、七月半ばまでつづく。関東地方の平年の梅雨入りは、六月十一日、梅雨明けは、七月十六日であり、梅雨期前半より、後半に大雨、長雨が多い。また、那須山、八溝山等による上昇気流の影響もあって、雷雲の発生も多くなり、降雹の被害を受けることがある。
七月中旬頃になると小笠原高気圧が強まり、梅雨前線を北へ押し上げて、本格的な夏型となり暑くなるが、小笠原高気圧の消長により天気は大きく変化する。また時には、熱帯地方に発生した台風が次第に本土へ接近し影響を受ける。