七 雪

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 西高東低の冬型の気圧配置の時に、北西山岳部に雪が降る。山沿いから平野部に雪が降ることもあるが、量は少ない。また、低気圧が東進するときに降る場合があり、回数は少ないが、一月から三月にかけて、二〇センチから三〇センチの積雪をみることがある。大田原気象通報所の一九五六年から一九七五年の間の観測記録によると、年間の雪日数は二七日、雪の最早は十一月十三日、最晩は四月十七日。なお、最多積雪量は一九五七年二月四日の三三センチである。初雪の平均日は十二月四日で、終雪は三月二十九日であり、那須岳の初冠雪は十一月六日、高原山が十一月八日である。
雪日数と積雪日数(大田原)1956~1957
11121234
雪日数0.54.17.98.36.40.727.7
積雪日数≧0cm0.11.85.24.42.30.213.8
≧10cm0.30.60.31.2
≧20cm0.10.10.10.2

参考図書
・大田原気象通報所気象累年報
・栃木県の気候