片府田富士山遺跡

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この遺跡は東那須カントリークラブ・ゴルフ場建設工事の際に発見されたもので、工事中に多数の土器や石器類が出土した。これらの遺物によってこの遺跡は、繩文時代中期から後期初頭にわたる集落跡であることがわかる(第9図~第11図)。土器には阿玉台式・加曽利EI式・EⅡ式と堀之内(ほりのうち)I式などがみられるが、主体土器は加曽利EI式である。石器には石鏃・打製石斧・磨製石斧などがある。

第9図 片府田富士山遺跡出土の土器


第10図 片府田富士山遺跡出土の土器


第11図 片府田富士山遺跡出土の土器