白岩古墳

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本村小船渡と黒羽町高黒との境、那珂川右岸の断崖上にある五基の円墳のうちの一基で、石室が露出している(第27図)。この石室は河原石を使った小口積みであり、天井石が露呈するものや、また、付近の用水堀の橋として使われているものもある。学術的調査はなされていないので、この古墳の築造年代などについてはわかっていない。白岩(しろいわ)古墳近くの字参り(まいり)からは管玉・切子玉などが出土している。

第27図 白岩古墳の一部と橋に用いられた石室の石材