目次
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第二編 歴史
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第三章 中世・近世
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第一節 鎌倉・室町時代
繩釣台合戦(佐良土民家兵火に焼かる)
151 ~ 151
永正十七年(一五二〇)八月、白河義永は伜資永の仇を討とうと、岩城常隆の援軍を得て、先ず千五百の兵で、烏山の出城山田城を攻めた。激戦の末包囲戦となる。岩城白河軍は、軍勢を分け、那珂川を渉って佐良土に出て、民家に火をかけて通ったが、敵対する者がない。さらに常法寺から最後は烏山をも攻め落とそうと箒川を越え繩釣台に登った。ここで資房の軍勢と激しい戦闘を繰りひろげ、一時優勢だった白河軍は結局敗退した。
浄法寺繩釣台崖