苗字帯刀許可下知書(永山家所蔵)
一、は村方への下知書
二、は名主個人に交付したもの
一 下知
其村名主房之進儀代々名主役無二懈怠一出情相勤候ニ付出格之以二思召一代々苗字帯刀御免被二仰付一候条可レ得二其意一もの也
地頭
慶応四辰年 役所
三月 那須郡湯津上村 名主 組頭 惣百姓
二、
野州那須郡湯津上村 名主 房之進
其方儀代々名主役無二懈怠一出情相勤候ニ付出格之以二思召一代々苗字帯刀御免被二仰付一猶此上入念可二相勤一もの也
地頭
慶応四辰年 役所
三月
慶応四辰年 下湯津上村
苗字大刀(帯)
御免被仰付 披露樽代帳
四月廿六日 名主 永山房之進
樽代覚
四月廿六日
一、弐百文 前之内金平 一、弐百文 小林与右衛門
一、百文 隠居 惣右衛門 一、弐百文 宮沢倉之助
一、百文 隠居 勘右衛門 一、百文 坪喜左衛門
一、百文 隠居 吉左衛門 一、百文 坪栄治
一、百文 隠居 卯右衛門 一、弐百文 坪安右衛門
一、百文 隠居 幸助 一、百文 宮沢桑助
一、百文 宮沢元吉 一、百文 宮沢長左衛門
一、百文 中坪利助 一、百文 隠居 源之助
一、百文 中坪五郎左衛門 一、百文 小林常治
一、百文 前之内平吉 一、百文 前之内善兵衛
一、百文 石田嘉平 一、百文 石田丈右衛門
一、百文 石田友右衛門 一、百文 石田伊三郎
一、百文 石田茂右衛門 一、百文 伊三郎隠居元右衛門
一、百文 石田勇吉 一、百文 石田七右衛門
一、百文 笠石慎之助 一、百文 車屋由蔵
一、弐百文 小舟渡村 惣三郎
志ら賀
取肴 若さき、ふき、いも、わらび、干大こん
一、糯(もち)白米壱斗五升 赤飯 一、小豆壱升五合
一、酒壱斗五升 代金三分三朱也
一、醤油 代 七百文
一、ざこ 代八百文
一、若さき 代 弐百文
一、うと 代 四百文
一、豆腐 代 三百文
慶応四辰年 三月六日
御紋付燈灯 法被
御役所ニテ 辻良蔵様より頂戴仕候 名主房之進江
三月晦日
御役所江 取締役 田上弥一右衛門
名主 房之進
右ハ京都より御勅使江戸表江御着ニ相成候中精勤有之候故前段之通り
御勝手衆 大津雋輔様
御勝手下役 桶口鐸蔵様
〃 辻良蔵様
被二仰渡一候
苗字大刀(帯)
御免被仰付 披露樽代帳
四月廿六日 名主 永山房之進
樽代覚
四月廿六日
一、弐百文 前之内金平 一、弐百文 小林与右衛門
一、百文 隠居 惣右衛門 一、弐百文 宮沢倉之助
一、百文 隠居 勘右衛門 一、百文 坪喜左衛門
一、百文 隠居 吉左衛門 一、百文 坪栄治
一、百文 隠居 卯右衛門 一、弐百文 坪安右衛門
一、百文 隠居 幸助 一、百文 宮沢桑助
一、百文 宮沢元吉 一、百文 宮沢長左衛門
一、百文 中坪利助 一、百文 隠居 源之助
一、百文 中坪五郎左衛門 一、百文 小林常治
一、百文 前之内平吉 一、百文 前之内善兵衛
一、百文 石田嘉平 一、百文 石田丈右衛門
一、百文 石田友右衛門 一、百文 石田伊三郎
一、百文 石田茂右衛門 一、百文 伊三郎隠居元右衛門
一、百文 石田勇吉 一、百文 石田七右衛門
一、百文 笠石慎之助 一、百文 車屋由蔵
一、弐百文 小舟渡村 惣三郎
志ら賀
村方披露 但□□□□赤飯 にしめ、ざこ、うと、とうふ、かんぴょう、干大根皿へ盛
取肴 若さき、ふき、いも、わらび、干大こん
一、糯(もち)白米壱斗五升 赤飯 一、小豆壱升五合
一、酒壱斗五升 代金三分三朱也
一、醤油 代 七百文
一、ざこ 代八百文
一、若さき 代 弐百文
一、うと 代 四百文
一、豆腐 代 三百文
慶応四辰年 三月六日
御紋付燈灯 法被
御役所ニテ 辻良蔵様より頂戴仕候 名主房之進江
三月晦日
御役所江 取締役 田上弥一右衛門
名主 房之進
御呼出シ相成早速御仰奉二申上一候処名主房之進江名字大刀(帯)御免仰付難レ有頂戴仕候
右ハ京都より御勅使江戸表江御着ニ相成候中精勤有之候故前段之通り
御勝手衆 大津雋輔様
御勝手下役 桶口鐸蔵様
〃 辻良蔵様
被二仰渡一候
(永山正樹家文書)