目次
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第二編 歴史
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第三章 中世・近世
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第二節 近世農民の生活
11 秣場(まぐさば)争論
332 ~ 332
秣場(まぐさば)とは、共同の草刈り場のことである。牛馬の飼料のため、農耕用たい肥の供給源である草刈り場は、農家にとって必要かくべからざるものであった。
ここには、屋根葺用の茅(かや)場もあり、燃料の柴木なども採った山野であり、境界も不確定であったらしく、いずれの秣場でも境界争いがくりかえされている。