8 馬捨場

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 どこの村にも死んだ馬を埋める一定の場所があり、馬ころばし、まころばしと呼んだ。
 明治三十七年村長杉井学時名を以て申請し許可をうけた。各大字毎に場所を指定したわけであるが、大字湯津上についてはここに載っていない。
明治三十七年六月廿九日付出願
大字名字名地番地目地積実地積
反    歩 反 畝 歩
片府田杉並一〇七一山林一、八一九ノ内、一〇三
蛭畑上ノ原一一九九山林一、一二九ノ内、一〇三
蛭田星クダ一九〇三原野二〇、六二八ノ内、一二二
狭原山野一一二七山林三、一〇一ノ内、一〇三
小船渡上ノ原七七原野七、八〇五ノ内、〇一〇
佐良土町尻河原一四五五雑種地二、〇〇〇ノ内、二〇五

   斃獣捨場設置ノ件許可す
      明治三十七年七月三十日
            栃木県知事  白仁武