大正五年二月十日、栃木県農会主催ニよる御大典記念、産米品評会出品者本村関係は次の通りである。県下出品総点数四五、〇三二点(内入賞者二、〇〇〇名)内那須郡八、六八七点
湯津上村入賞者(三五名)
三等賞 品種名荒木 金子伊平
〃 阿久津要吉
〃 岸田由蔵
四等賞 荒木 磯鍋吉 荒木 平山孫八
〃 遠藤柳一 〃 磯初吉
〃 飯塚吉之助 〃 木曽金弥
〃 市村亥之助 〃 奥沢欣哉
東錦 磯兼次郎 〃 小林松太郎
吾妻錦 山口竜二郎 〃 郡司谷三郎
荒木 飯塚治郎 〃 志賀末吉
〃 高江栄蔵 〃 木曽小八
〃 川上健三 魁(さきがけ)蜂巣金市
〃 木下春吉 撰一 川上要吉
〃 佐藤三吉 荒木 山下徳松
〃 郡司金作 東錦 花塚辰吉
〃 川上久之助 撰一 田上源吾
〃 佐藤徳次郎 愛国 木曽子之吉
四等賞 穂揃 鈴木佐一郎 愛国 小林佐久
石裂 市村留吉 玉錦 佐藤金吾
昭和十九年、安積得也知事のときに本県麦作面積の一~二割を移植麦によって多収穫を得んものと強行した。警察官までも督励に当ったが、結果は、適期、技術、肥料不足等の悪条件が重なり、農民の努力にも拘わらず逆効果に終った。