戦時体制の強化

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これよりさき、昭和十三年には、戦局の進展に伴なって国家総動員法が制定せられ、国家国民の総力を結集して戦争遂行に当たるため、あらゆる分野にわたって統制措置が講じられ、国民生活からは一切のぜいたくが排除せられた。服装も、国民服やモンペ姿が一般的となり、日の丸弁当が幅をきかすようになった。やがて村長を会長に銃後奉公会が組織され、出征兵や遺家族の援護にあたるとともに、出征将兵慰問のための活動を行なった。