目次
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第二編 歴史
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第四章 近、現代
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第二節 昭和期
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2 戦後の生活
食糧緊急措置令
401 ~ 401
食糧の逼迫に伴い、これが確保を目ざして昭和二十一年食糧緊急措置令が公布された。これは主食の供出割当を完納しないものに、収容令を適用して差押え、強制的に買上げを行ったもので、強権発動といわれたが、その実効は少なかった。都市生活者などでは、なんらかの闇物資のおかげを蒙らないでは、生命の維持すら困難のような状態がしばらく続いた。