1 湯津上

406 ~ 406
 湯津上は、昔の石上(いわかみ)駅に当り、和名抄にあげた石上郷はここを中心とした。現在の大字は、旧湯津上村と大田原藩領であった旧狐島村とでなっている。
八百七十五石三斗九升六合 寛永~貞享年代は天領。その後天領と旗本領とになり四給となる。元禄六年△坂本久之丞(采地五百石小普請)知行。
同十年△伊沢播磨守(采地三千二百石御小姓組番頭)知行。
正徳元年八月△花房午之助(采地千二十石御書院番)知行により四給。
天保の頃は、○川崎平右衛門支配、二百十石一斗三升八合。△坂本太郎十郎知行、三百二十三石六斗六升六合。△伊沢美作守知行、二百六十八石五斗三升三合。△花房平左衛門知行、七十三石五升九合、幕末まで四給。
狐嶋村
百六十七石七斗〇二合○慶長年代より明治二年まで大田原藩領
寺知恵(じちえ)村
石高不明、安藤九郎左衛門知行(貞享四年の記録のみで、その後不明)