9 品川

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 明治十六年品川弥二郎子爵と片岡政次が、大字蛭田の官有地原野を払下げ、品川開墾と称したところから、品川の呼称となった。明治十九年移住者を招致し、開墾に着手した。
 後に品川氏の単独経営となり、更に平田東助の経営に移り、昭和二十年~二十一年の農地解放時まで続いた。
 農地解放により、全耕地農家の所有となったが、昭和四十七年村当局と県企業局との合同協議により、台の上の畑地に一〇〇ヘクタール近い区画を買収し、工場誘致が図られたが経済情勢の変動により、工場誘致は一時停滞した。昭和五十三年、三王産業株式会社の進出がきまった。

品川工業団地(山王工業建築中)